英ヴァージン航空、1150人削減 従業員コロナ前の半分に

2020/9/5 5:06 (2020/9/5 6:47更新)
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大西洋路線が主力の英ヴァージン・アトランティック航空は経営難に陥った=ロイター

大西洋路線が主力の英ヴァージン・アトランティック航空は経営難に陥った=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】英ヴァージン・アトランティック航空は4日、1150人の社員を追加で減らすと発表した。既に約3550人の削減を表明済みで、従業員の規模は新型コロナウイルスの感染拡大前の約1万人からほぼ半減する。株主や債権者らによる金融支援も確保して運航継続にはメドを付けたが、経営再建の行方は不透明だ。

英米の裁判所での手続きを経て、12億ポンド(約1700億円)規模の金融支援策が実行されたことも発表した。51%出資するヴァージン・グループと49%出資する米デルタ航空から、資金融通やブランド利用料の支払い猶予を受けるなどした。

コロナ前には売上高の約7割を大西洋間の路線が占めていた。3月以降、米政府が英国からの入国を制限したり、英政府が入国者に2週間の自己隔離を課したりしたことで英米間の往来が止まり、経営危機に陥った。段階的な運航の回復をめざすが、2021年の売上高は19年の5割にとどまると見込んでいる。

同社は「英米間の旅行が抑えられるなかで、中核である大西洋路線の運航見通しは不確実な状況が続く」とみている。シャイ・ワイス最高経営責任者(CEO)は「搭乗者検査の導入が制約を取り除く唯一の道だ」とコメントし、一律の入国制限や自己隔離に代わる仕組みの導入を当局に働きかける考えを示した。

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