中印と旧ソ連諸国など初の国防相会議 軍縮条約の延長を

2020/9/5 2:19 (2020/9/5 3:14更新)
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【モスクワ=石川陽平】中印ロなど8カ国が加盟する上海協力機構(SCO)と旧ソ連諸国は4日、モスクワ郊外で初めて合同の国防相会議を開いた。会議の終わりに、ロシアのショイグ国防相は核も含む軍縮条約を失効させてはならないとの考えで一致したと述べた。米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長に応じるよう米国に促した形だ。

ロシアのショイグ国防相(手前、8月)=ロイター

SCOと旧ソ連の地域協力機構である独立国家共同体(CIS)、ロシアが主導する旧ソ連の軍事同盟である集団安全保障条約の加盟国の国防相らが出席した。会議では安全保障分野の共通の問題解決に向けた共同歩調について共同宣言を採択した。

新STARTは戦略核弾頭に加え、その運搬システムである大陸間弾道ミサイル(ICBM)や戦略爆撃機、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の配備数を制限している。2021年2月に失効するが、延長に向けた米ロの交渉は難航している。

国防相会議の参加国は9月にロシア南西部で実施する軍事演習「カフカス2020」で、初めてテロ対策の共同演習を行うことでも合意した。第2次世界大戦戦勝75年の共同声明も発表し、「偉大な勝利への誇りを表明した」(ショイグ氏)。

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