日立金属、三重苦と「本家」支配で士気低下
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日立グループの「御三家」と称された日立金属が窮地に立たされている。日立製作所が進めるグループ再編の影響で売却観測が強まるなか、4月に10年以上に及ぶ品質不正が発覚。さらに新型コロナウイルスの影響も加わり、業績回復も遠のく状況で、社内には不安の声が広がる。親会社の圧力、不正に業績不振と三重苦に苦しみ、名門のDNAを失いつつある金属の未来は予断を許さない状況となってきた。
「いつか来るとは思っているが、どこに売却される...
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