台風10号、猛烈な勢力に発達へ 瞬間風速85メートル恐れ

台風10号
2020/9/4 19:21 (2020/9/5 6:10更新)
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黄円の範囲は風速15m/s以上の強風域。赤円は風速25m/s以上の暴風域

非常に強い台風10号は5日、沖縄・大東諸島に接近した。今後、特別警報級の猛烈な勢力に発達し、沖縄本島や奄美に迫りそうだ。気象庁は6日の沖縄や奄美で最大瞬間風速85メートル(時速306キロ)、さらに九州南部では7日午後6時までの24時間に最大800ミリの雨量が予想されると発表。重大災害の恐れがあり、最大級の警戒が必要だ。

気象庁は記録的大雨、暴風への対策を急ぐよう呼び掛け、沖縄や奄美では備えが加速。鹿児島県では塩田康一知事が自衛隊に災害派遣を要請し、ヘリで十島村の高齢者や妊婦ら約200人を鹿児島市へ順次避難させた。

交通の影響も広がり、JR九州は九州新幹線と在来線を6、7日に計画運休する可能性があると発表。JR西日本も山陽新幹線広島―博多間を7日の終日、計画運休する可能性があるとした。九州各地で多くの学校が7日の臨時休校を決めた。

国土交通省は洪水を防ぐため和歌山、愛媛、長崎、熊本、宮崎、鹿児島6県の23ダムで事前放流を実施したと発表した。

気象庁によると、沖縄は6日にかけ、奄美や九州南部は6~7日に住宅が倒れるような猛烈な風となる見通し。特に6日は最大風速(最大瞬間風速)が沖縄と奄美で50~60メートル(70~85メートル)、九州南部で40~50メートル(55~70メートル)と予想される。

台風が近づく地域では高波や記録的な高潮、雷を伴う猛烈な雨の恐れもある。九州南部や奄美は数日間で平年の9月1カ月分の倍近くの雨が降る所がある見通し。

台風10号は5日午前5時現在、南大東島の南南東約290キロを時速約15キロで西北西に進んだ。中心気圧は920ヘクトパスカル、最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径220キロ以内は風速25メートル以上の暴風域。〔共同〕

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