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航空機燃料5割安 年初比 余剰深刻、回復力鈍く

2020/9/4 17:26
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アジアの指標となるシンガポール市場の航空機燃料(ケロシン)価格の回復力が鈍い。年初に1バレル70ドル前後だった原油が足元で43ドルと4割安に対し、ケロシンは40ドル前後と5割安い。性質が近い灯油への生産シフトにも限界があり、冬場の灯油需要次第ではさらに余剰感が強まり一段安となる可能性もある。

航空需要は回復まで時間がかかる

コロナ禍で国際便の運休が続く。日本航空などは9月も計画比9割の減便を継続。国際エネルギー機関(IEA)は2020年の航空燃料需要を前年比4割減と見込む。

国内の元売りは航空機燃料から灯油へ生産シフトを加速する。東北で灯油を扱う卸業者は「季節外れの増産で例年より早く灯油在庫が満杯になった商社が多い」と話す。

ただ灯油増産にも限界がある。「商社が割安な韓国品を輸入している」(S&Pグローバル・プラッツのアントン・フェルコフ氏)ためだ。7月の日本の灯油輸入量は約8万9400キロリットル。5カ月連続で前年を上回る。

リム情報開発(東京・中央)によると、輸入の9割超を占める韓国の灯油の輸入価格は足元で1キロリットル3万3400円前後。国内のスポット(業者間転売)品より9500円安い。

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