アーム、記録媒体内でのデータ処理能力2倍

2020/9/4 15:20
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半導体大手の英アームは4日、ハードディスク駆動装置(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の頭脳を担う「プロセッサー」を高性能化できる開発・設計IP(知的財産)の提供を始めると発表した。記録媒体内でのデータ処理能力が従来のIPに比べて最大2倍に高まる。

アームはIPを顧客企業に提供し、ライセンス収入を得るビジネスモデルを展開している。最新のIP「コアテックス―R82」の提供をこのほど開始し、2021年以降に同IPを搭載した半導体が製品化される見通しだ。

あらゆるモノがネットにつながるIoT機器が普及するなか、クラウドやサーバーに集まるデータ量が増えている。調査会社の米IDCによると、10年には2ゼタ(1ゼタは10の21乗)バイトだった年間データ量が25年には175ゼタバイトに増える見通しだ。

一般に、データが生成される場所に近い場所でデータ処理をする方が処理速度や電力効率が高まるとされる。新IPを使うとHDDやSSDなどデータが保存されている記録媒体内で高速のデータ処理が可能になる。アームは自動車や通信機器などリアルタイムのデータ処理が必要な機器向けの半導体でのIP活用を見込む。

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