強風で転倒、負傷相次ぐ 九州3県で人的被害
大型で非常に強い台風9号が通過した九州では3日までに、強風にあおられて転倒するなどして福岡、佐賀、長崎の3県で少なくとも計18人のけが人が確認された。
福岡県によると、糸島市で60代男性が自宅の屋根にシートをかけようとした際に強風で転落し、負傷。福岡市によると、東区で50代男性が強風で転倒したほか、早良区で風にあおられた70代女性がシャッターで頭を打つなど計4人が負傷した。北九州市によると、男女6人が路上で転倒するなどし、いずれも軽傷。
長崎県などによると、新上五島町で強風に飛ばされた住宅の屋根が自宅に直撃した30代女性と娘(2)が割れた窓ガラスの破片などで切り傷を負った。佐世保市では30代男性と60代男性、五島市では50代男性が強風にあおられて転倒するなどし、軽傷を負った。
佐賀県では、佐賀市の80代男性が転倒し左足を骨折。唐津市の40代女性も風で飛ばされたがれきが当たり、軽いけがをした。〔共同〕