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家電見本市IFA、クアルコムが入門機用5Gチップ

【ベルリン=深尾幸生】欧州最大の家電見本市IFAが「特別版」として3日、ベルリンで開幕した。米半導体大手のクアルコムは低価格スマートフォン用の次世代通信規格「5G」対応半導体を2021年に投入すると発表した。在宅勤務の広がりで通信速度の重要性が再確認されており5Gの普及を加速する。

欧州最大の家電見本市IFAで、ビデオによる基調講演をする米クアルコムのクリスチャーノ・アモン社長(3日、ベルリン)

新型コロナウイルスの影響で見本市の延期やオンライン移行が相次ぐなかで、IFAは規模を縮小してリアル開催に踏み切った。目玉の一つ、クアルコムのクリスチャーノ・アモン社長の基調講演は録画映像を流すという異例の展開だった。ドイツが米国民の入国を原則認めていないからだ。

欧州最大の家電見本市IFAは規模を縮小しながらもリアル開催に踏み切った(3日、ベルリン)

クアルコムは低価格スマホ向けチップセット「スナップドラゴン 4シリーズ」を5Gに対応させると発表した。今夏に上位機種向けの「8シリーズ」から中級の「6シリーズ」に広げたばかりだが、一気に低価格機向けにも拡大する。4シリーズは4G向けでは1万円台の端末にも搭載されている。

まず21年に中国スマホ大手のOPPO(オッポ)や小米(シャオミ)が搭載機を発売する。アモン氏は「世界の大衆市場を動かす」と力をこめた。5G搭載スマホは22年に7億5千万台の市場になり25年に28億台と市場全体の45%に達するとの予測を示した。

韓国LG電子はマスク型の空気清浄器やつながる家電、蓄電池などを統合した住宅のコンセプトを披露した。中国TCL科技集団はタブレットやスマートウオッチなどに参入すると発表した。

IFAは年末商戦を控えた新商品発表や商談の場として重視されてきた。だが、今年はコロナの影響で会期を19年の半分の3日間に短縮した。前回24万5千人だった入場者数も報道関係者など1日最大約1千人に限定し、オンラインでも見られるようにした。

ソニーパナソニック、韓国サムスン電子、フィリップス(オランダ)など例年大きなブースを構える常連は出展を見送り、会場への出展社数は前回の10分の1以下の150社にとどまる。

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