賞金王・今平「やっと開幕」 フジサンケイ、3日から
男子ゴルフツアーの国内初戦、フジサンケイクラシック(山梨・富士桜CC)が3日開幕する。新型コロナウイルスの影響でギャラリーは入れず、無観客で行われる。大会前に選手ら769人にPCR検査を実施した。

7月にエキシビション大会が開催されたが、1月のSMBCシンガポールオープン以来のツアー再開。選手会長の時松隆光は「ツアーセッティングは8カ月ぶり。グリーンも速く、どれだけ対応できるかがスコアにつながる」。入国制限もあり、今回は外国勢はほとんど出場しない。次戦は10月中旬の日本オープンの予定で「1カ月空くし、外国人選手が入国しやすい環境になるのを祈っている」と話す。
2年連続賞金王の今平周吾は「やっと開幕する」。"空白期間"には「ドライバーショットの正確性と、短い距離のパットを決める練習をしてきた」という。この大会では4年連続トップ10入り。11日には全米オープンへ向け出発するそうで「今週でいいイメージをつくって行きたい。結構いけそうな感じはある」と手応えを口にした。
コースとの相性が抜群なのは石川遼。大会2勝で昨年も5位に入っている。ラフの深い全米オープンに備え、今回は5番ウッドを投入。「アイアンやアプローチの距離感が鍵になると思い、準備してきた。最終日に向け、合わせていければ」と意欲をのぞかせた。
なお予選ラウンドでは今平、石川とアマチュアの金谷拓実(東北福祉大4年)が同組で回る。(吉良幸雄)