山形の老舗洋菓子店、大型パフェで中心市街地に集客
山形市の老舗菓子店、十一屋(じゅういちや)が特徴的な商品をテコにした集客を始めた。中心市街地の七日町に菓子販売と洋食・カフェの併設店を運営するが、市街地空洞化で来街者が減少。新型コロナウイルスの影響も重なり、若い世代の取り込みを目指す。

このほど「スペシャルシャインマスカットパフェ」を発売。地元農家から直送したマスカットに、60年以上続く自社のソフトクリームなどを組み合わせ、高さ28センチメートルのジャンボサイズでインスタ映えを狙う。今後もクリやリンゴなど季節感があるインパクトのある商品を投入する。
七日町は県民会館の移転や百貨店の大沼が閉店し、七代目の松倉公一社長は「土日の通行量は2~3割減少した」という。自社の店もイベントや買い物帰りに立ち寄る客が減ったうえ、コロナ禍で贈答需要が激減している。外部のアドバイスを得ながら、新たな客層を開拓する。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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