北朝鮮の核開発に「依然深刻な懸念」 IAEA

2020/9/2 17:47
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北朝鮮の核やミサイル開発に警戒が強まっている。国際原子力機関(IAEA)は1日、核関連施設が稼働しているとして「深刻な懸念がある」と指摘した。米国も北朝鮮がミサイル開発を進めているとして、物資の調達に関与した企業に制裁を科す可能性があると警告した。

北朝鮮は2017年9月を最後に核実験をしていない(2017年9月、ピョンヤン)=ロイター

IAEAは北朝鮮の核開発について新たな報告書をまとめた。北朝鮮の衛星画像を分析した結果、核関連施設が集積する北西部・寧辺(ニョンビョン)で複数の車両の動きを確認した。プルトニウムが製造できる軽水炉が建設されている可能性がある。南部・平山(ピョンサン)にあるウラン精鉱(イエローケーキ)の製造施設も稼働の兆候がある。

北朝鮮は2017年9月の核実験後に出された制裁決議を受け、以降は実験をしていない。ただIAEAは「現在も核施設を維持し、物質の製造を続けている」と指摘した。弾道ミサイルに搭載できる小型化した核兵器を開発している可能性が高いとみられるという。

トランプ米政権は同日、北朝鮮が外国企業から弾道ミサイル開発に必要となる物資を調達しているとして、取引に関係した場合は制裁対象になる可能性があると警鐘を鳴らした。

国務省、財務省、商務省は連名で「米国は北朝鮮の弾道ミサイルに関連する調達ネットワークの破壊に取り組んでいる」としたうえで、「ミサイル計画を支援した企業や個人への責任追及を進めている」と強調した。

北朝鮮のミサイル開発に関しては、外国製の機材に依存しているとし、「民間企業は制裁対象となった場合に直面する結果を認識する必要がある」と警告した。

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