日銀副総裁、マイナス金利「見直し考えず」

2020/9/2 20:06
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日銀の若田部昌澄副総裁は2日、電話会議方式で記者会見を開いた。退任を表明した安倍晋三首相の後任選びが本格化するなか、「政府と連携・協調し、一体となって財政・金融政策を運営していく」と述べ、新政権のもとでも金融緩和路線を継続していくべきだとの見方を示した。マイナス金利政策については「見直しは全く考えていない」と語った。

政府・日銀は第2次安倍政権発足直後の2013年1月、物価上昇率2%を目標に掲げた共同声明をまとめた。財政拡大と金融緩和のポリシーミックス(政策協調)のもとで大規模な金融緩和を進めてきた。

若田部氏は一連の政策について「(安倍首相の)後任には全く関係なく、日銀としては今行っている政策が適切だと考えている」と強調。コロナ禍で加速したポリシーミックスは「最善の政策で、少なくとも枠組みを変えることは考えていない」とした。

米連邦準備理事会(FRB)は雇用の回復を目指し、一時的に2%超の物価上昇率を容認する姿勢を打ち出している。若田部氏は「雇用や所得自体を目標にするという議論ではないが、海外の事例は非常に参考になる」と言及した。

日銀は記者会見に先立ち、佐賀県の企業経営者ら向けにオンラインで金融経済懇談会を開いた。若田部氏は「ウィズコロナ時代の金融政策のあり方について検討を深めていくべきだ」と話した。

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