建設用鋼材、値上げ浸透遠く
物件規模で需要に濃淡 コロナ禍の影も
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H形鋼など建設用鋼材の値上げ浸透がなかなか進まない。大型ビル向け需要が上向く一方、中小型物件向けは低調だ。今後は限定的だった新型コロナウイルスの需要への影響も本格化するとの見方が強い。原料高で鋼材メーカーが打ち出した値上げは、流通価格に反映されにくい状況が続く。
「夏までは前年の2割前後の販売減で済んだ」(建設用鋼材メーカー幹部)。ビルなどの大型建築物は着工から完成までに時間がかかる。一度始まった...
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