異貌の構図へと急展開 野崎六助氏が選ぶ3冊
もう、聞こえない 誉田哲也著

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2020/9/3 14:00
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日本経済新聞 電子版
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その他

始まりは、ありふれた事件もの警察ミステリ。正体不明の被害者、供述を引き出せない被疑者、目撃証人なし。殺人か傷害致死か事故か確定できない。

そして話は十数年前の、被疑者の過去にさかのぼる。10代のヒロインと親友の死。未解決の殺人事件。――長い歳月をかけた「探偵」の話か。これもよくあるパターンのようだ。

ところが、ページの半ばまで読みすすめると、突然。

まったく異貌のミステリの構図が出現して……。過…

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