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クラウドID管理の米オクタ、日本に本格参入

クラウドのIDをまとめて管理し、安全性を高めるサービスの世界大手である米オクタは2日、日本市場に本格参入すると発表した。すでに日本法人を設立しており、日本語での顧客サポートや日本のクラウドとの連携などに力を入れて顧客の獲得を目指す。

オクタは業務ソフトやビデオ会議といった各種のクラウドサービスがそれぞれ発行するIDをまとめて管理できるシステムをクラウド経由で利用できるようにする。ユーザー企業の従業員はオクタのサービスで認証を受けることで、クラウドごとに個別に認証を受けずにアクセスできる。

渡辺社長は日本語サポートなどに力を入れる方針を示した

サイバーセキュリティー対策を強化する機能も備え、IDとパスワードに加えて社員のスマートフォンなどを組み合わせて認証する2要素認証などを利用できる。仮にIDとパスワードの組み合わせが外部に流出してしまった場合も、すぐにクラウドを不正利用されるリスクを減らせる。世界には8400社以上の顧客企業があるという。

日本法人の渡辺崇社長は今のタイミングで本格参入する理由について、2点を挙げた。1つは企業がクラウドへの移行を進めていることだ。文書作成などの業務ソフトやビデオ会議、営業支援にセキュリティー対策など利用するクラウドが急速に増え、従業員ごとのID管理に悩む企業が増えていると判断した。

もう1つの背景は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って在宅勤務の安全を確保する重要性を増してきたことだ。

従業員が場所を問わずクラウドを使うようになった結果、自社拠点にファイアウオールなどの監視装置を設置してインターネットとの間に壁を作るといった従来のセキュリティーの考え方は通用しにくくなった。利用するクラウドを守る上で重要なIDに注目が集まるとオクタはみている。

渡辺社長は日本法人を設立したことに伴い、今後は日本語での顧客サポートに積極投資すると明らかにした。国内で普及するクラウドとの連携も進めていく方針だ。

(島津忠承)

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