重油流出処理で3人死亡 作業船沈没、1人不明
モーリシャス沖の重油流出事故で、座礁した日本の貨物船の処理に準備されていた無人のはしけ船を作業船が8月31日夜にえい航していたところ、双方が衝突して作業船が沈没した。作業船の乗組員8人のうち3人が死亡、1人が行方不明になり、残る4人は救助され無事だった。モーリシャス政府が1日発表した。
地元メディアによると、事故当時、天気が悪く波が高かった。
はしけ船は8月11日以降、回収した油を運搬するため貨物船の近くで待機していた。運搬に使われることはなく、作業船が首都ポートルイスの港にえい航中に事故が起きた。
沈没した作業船から油流出は確認されていないという。はしけ船の保有会社は「海で働く仲間が命を落とし、悲しみに暮れている」とコメントした。(共同)