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米ウォルマートの会員サービス 年98ドルで9月半ばから

米ウォルマートの会員サービスは、店内での「タッチレス決済」も提供する=同社提供

【ニューヨーク=野村優子】米小売り最大手ウォルマートは1日、サブスクリプション(継続課金)型の会員サービス「ウォルマート+(プラス)」を9月15日から開始すると発表した。全米4700店舗から、約16万点の対象商品を最短で即日配送する。会費は年98ドルと、先行するアマゾン・ドット・コムの会員サービス「プライム」より低くした。

新サービスの「ウォルマート+」は、生鮮食品や日用品、家電、おもちゃなど約16万点が配送無料となる。4700店舗のうち2700店舗は即日配送に対応する。会費は年98ドルまたは月12.95ドル。年119ドルまたは月12.99ドルとしているアマゾンプライムよりも安く設定し、アマゾンに対抗する。

アマゾンと差別化するために、とくに力を入れるのが生鮮宅配だ。従来は7.95ドルまたは9.95ドルの配送料がかかっていたが、35ドル以上の購入で無料となる。アマゾンプライムも35ドル以上の購入で配送無料となるものの、生鮮宅配は都心部に限られる。全米に展開するウォルマートは、店舗から半径10マイル(約16キロメートル)圏内に米国民の9割が暮らす。こうしたネットワークを生かし、生鮮宅配サービスを拡充する。

会員向けにはネットだけでなく、実店舗で使えるサービスも始める。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店内で買い物する際の新たな「タッチレス」決済サービスを提供。アプリを通じて商品バーコードをかざして短時間で決済し、レジでの店員との接触を避けられる。

ウォルマート店舗に隣接するガソリンスタンドでは値引きサービスもする。1ガロン(約3.8リットル)あたり最大5セント割引となる。

もっとも、アマゾンプライムが提供する音楽や動画配信サービスなどのコンテンツは現時点で含まれていない。ウォルマートは声明で「今後さまざまなサービスを追加していく予定だ」としている。

ウォルマートのネット通販需要は、コロナ禍で急拡大している。2020年5~7月期のネット通販売上高は前年同期に比べてほぼ2倍に膨らんだ。ジェイニー・ホワイトサイド最高顧客責任者は「人々の暮らしがかつてないほど複雑になるなか、『ウォルマート+』はそれを解消するような会員サービスになる」と述べた。

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