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新型コロナ、スペイン・仏で急拡大 夏休みの移動要因か

【パリ=白石透冴】新型コロナウイルスの感染がスペインとフランスで再び急速に広がっている。春先の爆発的な拡大に並ぶ勢いで、夏休み中の人の移動が影響した可能性がある。他の欧州諸国も一時は抑え込みに成功したが、じわじわと増加している国が出ている。

「マドリードの状況を懸念している」。スペインのサンチェス首相は1日、地元メディアのインタビューに応じた。同国ではマドリードなどでの流行拡大で1日7千人超の感染者が見つかっている。6月時点に1日数百人まで抑え込んだが、感染者数が急拡大した3~4月の水準に戻ってしまった。

仏政府は1日、過去24時間の新たな感染者数が4982人だったと発表した。パリなどで拡大傾向が顕著で、やはり今春並みの水準になっている。1日からは新年度で学校が再開し、子供を介した感染の広がりも懸念される。

夏休み期間の人の移動が要因となったとの指摘がある。国外旅行を控える人は多かったが、親族や友人との接触の機会は増えた。仏政府によると、クラスター(感染集団)による感染拡大は全体の2割で、残りは私的な家族の集まりが中心だという。

ドイツ、英国、イタリアでも件数が増える傾向にある。いずれの国も重症者や死者数の急増には至っておらず、医療機関には一定の余裕がある。感染者が若いため死亡率が低くなったとの分析もあるが、理由はまだ明らかになっていない。

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