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コロナが問う 社会のために協力する義務 児玉聡氏

パクスなき世界 京大准教授

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新型コロナウイルスによる危機をきっかけに世界は不連続の時代に入りました。あすはきのうの延長線上になく、古代ローマでパクスと呼ばれた平和と秩序の女神のいない世界が広がります。「パクスなき世界」のあすを考えるための視座をどこに置くべきでしょうか。新型コロナは自由や倫理をめぐる問いを投げかけました。倫理思想史や生命・医療倫理学を研究してきた児玉聡・京大准教授に、この問いへの向き合い方を聞きました。

――新型コロナウイルスへの対応は自由への制限を迫りました。

「公衆衛生倫理の分野では、感染症対策で個人の自由は制約を受けざるをえないがそれを最小限にすべきだとの考えが主流だ。各国とも当初はロックダウンなど強制力を伴ったが、最近は個人の自由は最大限認め、だましだまし感染症をコントロールしている印象だ。地域的なロックダウンや渡航制限で乗り切っていくのだろう」

――追跡アプリなどによる国の行動管理を懸念する声もあります。

「個人情報の扱いについて国が国民の信頼を得られていない。アプ...

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パクスなき世界

新型コロナウイルスの危機は世界の矛盾をあぶり出し、変化を加速した。古代ローマの平和と秩序の女神「パクス」は消え、価値観の再構築が問われている。「パクスなき世界」では、どんな明日をつくるかを考えていく。

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