是枝監督が韓国映画を初演出 ソン・ガンホら出演

文化往来
2020/9/7 2:00
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是枝裕和監督は前作「真実」に続き2作連続で外国語映画を演出する

是枝裕和監督は前作「真実」に続き2作連続で外国語映画を演出する

「万引き家族」でカンヌ国際映画祭最高賞を受賞した是枝裕和監督が、初めて韓国映画を演出する。出演は同国を代表する俳優ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナの3人。現在脚本を執筆している段階で、2021年に撮影を開始する予定だ。

「ブローカー(仮)」は是枝監督が韓国の製作陣や俳優と共に長年温めてきた企画。親がやむを得ない事情で育てられなくなった新生児を預けることができる窓口「ベビーボックス」を巡って、出会った人たちの話を描く。是枝監督は「頭の中で3人の名優を動かしながら、今脚本を書いているところで、僕自身が多分一番ワクワクしております。このワクワクを皆さんに共有していただけるような、スリリングで、ヒリヒリする、それでいて切ない映画にしたいと思っています」とコメントした。

3人の俳優との出会いが制作のきっかけになったという。「パラサイト」のソン・ガンホとは釜山国際映画祭で、「華麗なるリベンジ」のカン・ドンウォンとは東京で会って以降、交流を続け「一緒に映画を、という流れに自然に変化していった」と説明。ペ・ドゥナとは2009年の自作品「空気人形」に人形役で出演してもらった際に「また必ず一緒に、次は人間の役で」と誓い合い、「10年越し」で実現することになった。

是枝監督はフランス語と英語で演出した前作「真実」に続き、2作続けて日本を離れて海外でメガホンを取ることになる。「言語や文化の違いを超えて一体何が伝わり、共有できるのか? そもそも監督とはどういう存在なのか? 作品作りを通して、もう少し踏み込んで模索してみたいと思っています」と抱負を語っている。

制作は「国家が破産する日」などを手掛けた韓国の映画社ジップ、投資配給はCJエンターテインメントが担う。

(近藤佳宜)

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