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テルモ、上場来高値 体温計などが支え

銘柄診断

1日の東京株式市場でテルモ株が続伸し、一時前日比2%(69円)高の4379円と3カ月ぶりに上場来高値を更新した。新型コロナウイルスの影響下でも業績は底堅く、株価は上昇局面が続く。米大統領選前の相場の調整局面を見越した機関投資家からの買いが続いているとの指摘もある。

終値は1%(54円)高の4364円で予想PER(株価収益率)は50.6倍。40倍台の米ボストン・サイエンティフィックなど海外医療機器大手を上回る。医療機器はコロナ下で手術や営業活動が制限され環境は厳しい。テルモも主力のカテーテルは苦戦するが、体温計などの医療器具が底堅く業績を下支えしている。

アナリスト予想平均(QUICKコンセンサス)では22年3月期の純利益が965億円と20年3月期を上回る。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は「ディフェンシブ銘柄としての性格に加え、正常化後のグロース期待も高い」と話す。

ただ、カテーテル製品は海外勢との競争が厳しくなる可能性もある。UBS証券の小池幸弘アナリストは「営業活動が再開されるに従い、シェア競争が一段と厳しくなる」と指摘。利益率がコロナ前の水準に戻るまで2~3年かかるとみる。株価も成長鈍化のリスクを織り込んで、調整局面に入る可能性もある。

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