旧陸軍墓地、保全に課題 専門家「文化財指定を」
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太平洋戦争などで犠牲になった旧陸軍の兵士らが眠る国所有の「旧陸軍墓地」。全国に44カ所あり近年は耐震不足が判明する施設もあるが、国の予算の制約などで補修が進まないケースがある。管理する遺族会などの高齢化も課題だ。専門家からは「戦争の実態を伝える重要な遺構。文化財として保存すべきだ」との声も上がっている。(堀越正喜、川野耀佑)
大阪府和泉市の黒鳥山公園の高台にある信太山忠霊塔(旧信太山陸軍墓地)。高...
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