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ユニーク賞は南山大・石原チーム 第20回学生対抗円ダービー

独自の視点で為替相場を予測した学生を表彰する「第20回全国学生対抗円ダービー・ユニーク賞」の審査結果が出そろった。本賞には南山大経済学部3年の石原千尋さんのチームが選ばれ、「もう一歩賞」は3チームが受賞した。

南山大の石原チームは国際金融論を教える稲垣一之准教授のゼミ生8人。予想指標に選んだのは新型コロナウイルスの流行に伴う日米の移動データの変化だ。米アップルが提供するデータを分析し、移動量が相対的に多い国の通貨が安くなる傾向を見つけた。さらに外出自粛が進むと上昇する傾向があるゲーム会社の株価も分析対象に加えた。議論はすべてビデオ会議で進めた。週1度のゼミのほか、締め切り間際には毎晩オンラインで集まった。石原さんは「本当にうれしい。一度も会ったことのないメンバーと早く顔を合わせたい」と話していた。

稲垣ゼミからは石川斗也さんのチームも、もう一歩賞に選ばれた。日本経済新聞の記事を安心材料とみられる「ポジティブ」、不安材料とみられる「ネガティブ」に分類、記事数を集計した。ネガティブな記事が相場に一定の影響をもたらすことを発見した点が評価を受けた。ゼミから2チームが入賞した稲垣氏は「コロナ禍を経験した学生による分析は例年以上に熱が入っていた」と振り返る。

慶応義塾大の鈴木聖尚さんのチームは離婚件数、光熱費、音楽の再生状況という意外な指標を予測に用いた。経済発展論を教える秋山裕准教授のゼミに所属する3年生3人が1つずつ指標を提案し、予測をまとめる際には4年生2人から助言を受けた。鈴木さんは「先生と4年生のおかげで受賞できた」と喜ぶ。

学習院大3年の工藤魁斗さんのチームは新型コロナに対するワクチンの開発状況が為替相場に影響するとの仮説を立てて臨んだ。日米の開発状況の差は製薬会社の株価から読み取った。指導に当たった清水順子教授は「コロナ関連の情報が相場にどう影響するかを丁寧に分析することを主眼にした」と話していた。

審査員は三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉理事・チーフエコノミストと慶大の藤田康範教授が務めた。

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