米、ブラジル産鉄鋼の輸入抑制 無関税枠を8割削減

貿易摩擦
2020/9/1 4:13 (2020/9/1 4:31更新)
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【ワシントン=鳳山太成】米通商代表部(USTR)は31日、ブラジルからの鉄鋼輸入を抑えるため、一部製品に設けた無関税の輸入枠を8割減らすと発表した。メキシコにも対米輸出が急増しないよう対策を求めた。11月の大統領選を控え、鉄鋼産業の保護を訴える狙いがありそうだ。

ブラジルから輸入する半加工の鉄鋼について、2020年の残りの関税割当枠を、35万トンから6万トンに減らすことで同国政府と合意した。新型コロナウイルスの影響で米国の鉄鋼市況が悪化しているためと説明している。

メキシコに対しては、半加工の鉄鋼など3種類の品目で「厳格な輸出監視体制」を同国政府が21年6月まで設けることで一致した。

ブラジルとメキシコは米国の鉄鋼市場にとって2位、3位の輸入相手国。米政権は18年3月から鉄鋼に25%の関税を上乗せしているが、両国産品に対しては関税を免除しており、輸入が増えやすい環境にある。

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