第3のロケット発射準備 ハイブリッドで安全・エコ
固体と液体燃料を組み合わせ
[有料会員限定]
固体、液体に次ぐ第3のロケットとも言われる「ハイブリッドロケット」の研究開発が大学を中心に盛んになっている。原理的に爆発の危険性がなく、低コストで環境保全に優れており、打ち上げ実験も相次いでいる。推進力向上など課題はあるが、人工衛星の軌道投入装置や、将来の宇宙観光用ロケットへの応用が期待されている。
「打ち上げ後、海から回収してきたロケットです」。千葉工業大学工学部の和田豊准教授(同大惑星探査研究...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1750文字