/

平和条約交渉継続を確認 首相、プーチン大統領と電話

トランプ氏にも辞任伝達

安倍晋三首相は31日、ロシアのプーチン大統領と電話で約20分間協議した。首相は持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に辞任することを伝えた。日ロ両国が両首脳間の合意を踏まえ、次期首相のもとでも北方領土問題を含む平和条約交渉を継続すると一致した。

協議はロシア側の申し入れで開いた。首相は「領土問題を解決する重要性」を強調した。首脳間で27回の会談を重ねたことに触れ「今後も精力的に交渉が行われることを期待する」と述べた。

人的交流を含めた幅広い分野で日ロ関係が発展しており、2国間関係を強化することが重要だと確かめた。

プーチン氏は首相について「これまで建設的に対話を重ねてきた信頼あるパートナー」との認識を示した。両国関係の首相への貢献を「高く評価する」と語った。

首相は「プーチン氏との友情をこれからも大切にしたい」と話した。プーチン氏は「退任後も安倍首相の活躍を願う。またお会いするのを楽しみにしている」と伝達した。

協議の終盤にプーチン氏が日本語で「ありがとう」と呼びかける場面があった。首相がロシア語で「ウラジミール、スパシーバ(ありがとう)」と返すと、プーチン氏は「晋三ありがとう」と重ねたという。

これに先立ち、首相はトランプ米大統領とも電話で約30分間協議した。

首相は次期首相に関して「日米同盟を強化していくことに変わりはない。安心してほしい」と訴えた。数多くの会談や電話を通じて日米関係が強固になったことへの謝意も示した。

米ホワイトハウスの発表によると、トランプ氏は協議で首相を「日本史上最も偉大な首相だ。素晴らしい仕事をした」と称賛した。首相退任後も「日本で大きな役割を間違いなく果たすだろう」との見通しを示した。

新型コロナウイルス対策に関し、治療薬やワクチンの開発・普及で日米が協力すると確認した。首相は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画断念を踏まえ、新たなミサイル防衛の方針の策定を進めていると明らかにした。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン