三陸鉄道、列車位置一目で 専用アプリで利便性向上

東日本大震災10年へ
2020/8/31 18:35
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岩手県沿岸を縦断する三陸鉄道(宮古市)と位置情報分析のレイ・フロンティア(東京・台東)は、列車がどの区間を走っているかをスマートフォンで一目で確認できる「さんてつアプリ」を共同で開発し、31日、配信を始めた。

列車がどこを走っているのか、スマホで一目でわかる「さんてつアプリ」をアピールする三陸鉄道の中村一郎社長(31日、岩手県宮古市)

列車の位置のほか、沿線のグルメ・イベント情報を紹介するとともに、乗車距離などに対して付与するポイントサービスも用意。送り迎えなどで駅を利用する沿線住民の利便性を高めるほか、情報発信を強化し、観光利用促進につなげる。

三鉄は新型コロナウイルスの流行で団体利用が落ち込むなど厳しい経営が続いている。中村一郎社長は「運行状況が一目でわかるため、個人や小グループの旅行でも役に立つ。是非活用してほしい」と呼びかけ、誘客効果に期待を示した。

さんてつアプリは列車の位置情報を、運転士が所持するスマホを通じて取得し、地図上にリアルタイムで表示する。このため、スマホの電波が届かないトンネル内では正確な位置が表示されない場合もあるという。また、三鉄の乗車や徒歩での移動に応じて付与するポイントについては、今後、三鉄グッズとの交換などの特典を検討する。

同アプリはレイ社の田村建士社長が同県八幡平市出身であることなどが開発のきっかけ。2017年秋から三鉄側にアプリの企画を提案し、東日本大震災からの復興支援として無償で開発したという。

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