キリンビール、野菜と果物のアルコール飲料を発売へ

2020/8/31 18:33
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キリンビールは31日、果物と野菜を組み合わせたアルコール飲料を9月15日に発売すると発表した。健康を気遣い、野菜や果物を気軽に摂取したい消費者が増えていることに対応する。1本250ミリリットルでコンビニでの店頭価格は229円を見込む。2020年12月期に28万ケース(1ケースは250ミリリットル24本換算)を目指す。

キリンビールが9月15日に発売する「ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル」の3種類

キリンビールが発売する「ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル」を説明する山形光晴常務執行役員

商品名は「キリン ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル」。果物と野菜を組み合わせた飲料「スムージー」のように手軽に栄養をとる飲み物が流行していることを参考にしたという。アルコール度数は4%。同日に記者会見した山形光晴常務執行役員は「(そのまますぐに飲めるアルコール飲料を示す)RTD商品で体に良さそうなものには、まだまだ需要がある」と話した。

オレンジとマンゴー、ニンジンを組み合わせた「オレンジミックス」、マスカットやキウイ、ケール、小松菜を組み合わせた「グリーンミックス」、リンゴやアセロラ、トマトを組み合わせた「レッドミックス」の3種類がある。果汁と野菜汁を最大で33%配合した。

10月以降の酒税改正では第三のビールが値上がりするため、酒税変更の影響を受けない酎ハイなどのRTD商品の割安感が高まる。キリンはRTDの市場が26年には19年と比べて4割広がるとみている。

キリンビールは需要増を見込み、缶チューハイの年産能力を3割増やす。約75億円を投じて仙台工場(仙台市)で商品を包装する建屋を拡張し、缶ビールの梱包作業の近くで酎ハイを包装する。生産能力は年約14万キロリットルで、物流倉庫も新設する。箱詰めや倉庫への移送といった作業の内容はほぼ同じで、ビール工場の作業員を共有できる。

(後藤健)

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