JR四国、運賃改定検討 コロナで収入減 再び減車・減便も

2020/8/31 18:22
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JR四国の西牧世博社長は31日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大による大幅な運輸収入の減少に対応し、運賃改定を検討する方針を表明した。9月から検討に着手し、実施は2021年4月以降になる見通しという。また、コスト削減のため、一時的な減車(編成両数の見直し)・減便を9月中に再び始める方向で検討する考えも示した。

記者会見する西牧社長(高松市のJR四国本社)

西牧社長は会見で20年9月中間決算にも言及し、最終損益が赤字になるとの見通しを明らかにした。

JR四国の7月の運輸取扱収入は前年同月の40%の水準にとどまり、JR四国発足以来、7月としては過去最低になった。新型コロナの感染者が再び増加傾向となったため、8月は23日までで前年同期の35%の水準と、落ち込みが再び拡大。8月も同月としては過去最低になる見通しという。

運賃収入の落ち込みが同社が想定した以上に長引き、回復時期が見通せないことから、従来予定していなかった運賃改定の検討が必要と判断した。値上げが実施されると、消費増税への対応を除けば1996年の1月以来となる。普通運賃や特急料金など、全般的に値上げを検討する。

減車・減便は3月後半から6月にかけて一度実施したが、今回再び実施する方向で検討する。普通列車、特急列車の両方で、利用者が減っている早朝や深夜の便が対象になるという。

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