外国人留学生、内定率3割と就活苦戦 ディスコ調査

2020/8/31 16:09
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大手就職情報会社のディスコ(東京・文京)が実施した外国人留学生の就職活動に関する調査によると、7月時点で内定を得た人の比率は約3割で国内学生の半分以下の水準となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で留学生に人気の高いホテルや旅行などの業界で採用を絞る動きが広がったためとみられる。

7月時点での内定の有無を聞いたところ「内定あり」と回答した学生は32%だった。前年同期に比べ9ポイント低下し、同時期の国内学生の内定率(78%)の半分以下だった。就職活動の継続者は全体の8割にのぼり、国内学生の約2倍に達した。

留学生が就活を始めた時期は「4年生の4月」(17%)が最多で、政府の就活ルールによる広報解禁となる3月以降を合わせると約半数に達した。一方、国内学生は9割以上が3月より前に就活を始めている。開始時期が遅れたことが、内定獲得の遅れにも影響しているといえる。

就活の難易度については「とても厳しい」(45%)と「やや厳しい」(40%)を合わせて85%が「厳しい」と回答した。一方国内学生で「厳しい」と答えたのは60%だった。

就職活動に対する新型コロナの影響について尋ねたところ「とても影響がある」は54%、「やや影響がある」は38%だった。具体的な影響として最も多いのは「企業との出合いの機会が十分に取れない」(54%)。次いで「採用数の減少などで、志望業界の変更を余儀なくされた」(48%)が続いた。「志望企業の採用が中止になった」も27%に達した。

エントリー社数は平均22.5社。同時期の国内学生(29.2社)より、6.7社少ない。ただ、エントリーシート提出社数は17.9社と国内学生(15.5社)を上回っており、志望企業を絞るなどして効率よく活動している様子がみられた。

調査は7月3~19日にインターネットで実施。同社の情報就職サイトに登録する2021年3月卒業予定の外国人留学生343人から回答を得た。

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