「万博誘致」「東北復興」評価 首相辞任表明で全国首長

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2020/8/28 21:09
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安倍晋三首相が28日、辞任を表明したことを受け、全国の首長からは成果を評価する声が上がった一方、後任首相への注文も相次いだ。

安倍首相辞意の一報を聞き、所感を述べる東京都の小池百合子知事(28日午後、都庁)

記者会見中に辞意の一報を聞いた東京都の小池百合子知事は「G7(主要7カ国)など世界の中でさまざまな連携を進めてきたのは大きな成果だ」と指摘。「世界の中で選ばれる都市・東京であるために、日本、東京それぞれがしっかりと歩めるような体制が必要だ」とも強調した。

大阪府の吉村洋文知事は、2025年開催の国際博覧会(大阪・関西万博)について「誘致が決まったのは安倍首相の支えがあったからだ」と言及した。大阪市の松井一郎市長も万博誘致や19年のG20大阪サミットに触れ「(安倍首相と)ありとあらゆる形で協議しながら物事を進めることができた」と話した。

宮城県の村井嘉浩知事は「非常に残念。早く療養してもらいたい」とねぎらった。仙台空港の民営化など東日本大震災からの復興を例に挙げ「ここまで復興できたのは安倍首相のおかげ」と評した。

首相の地元、山口県の村岡嗣政知事は「最長の在職日数を更新し、これからもこの国のかじ取りをされると思っていたので大変残念。つらい、苦渋の決断だったと思う」と話した。首相の元秘書の前田晋太郎・下関市長も「地元出身総理として、まだまだ日本のために活躍いただきたいと思っていたので残念。一日も早い回復をお祈りします」とのコメントを出した。首相在職日数が歴代最長を更新した24日、県と下関市はお祝いの横断幕を県庁や市役所に掲げたばかりだった。

新型コロナウイルスの収束が見通せない中、国と自治体とのさらなる連携強化を求める声も多く聞かれた。神奈川県の黒岩祐治知事は次期政権に対し「コロナの中で地域と連携して機敏に対応してほしい」と要望。沖縄県の玉城デニー知事は「今後の政府の態勢がどうなるかわからないが、引き続き政府と連携して感染対策を進めたい」と述べた。

一方、玉城知事は米軍普天間基地(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設にも言及。「県の姿勢に相反する方向で工事を進めていることは遺憾」と強調し、「辺野古の工事をただちに中止し、真摯に協議に応じてほしい」と求めた。

秋田県の佐竹敬久知事は「アベノミクス全体は正解かどうかわからないが、一定の功績はあったと思う」とコメントした上で、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画撤回に触れ「専門の部門でしっかり検討せずに強引なトップダウンがあった」と振り返った。

広島県の湯崎英彦知事は「黒い雨」訴訟を巡り「被爆者の救済にかじを切ってもらえたと認識している。援護対象地域の拡大を最終的に総理に決断してほしかった」と述べた。

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