米モデルナのワクチン、「4千万回以上前提」に交渉
加藤勝信厚生労働相は28日の記者会見で、米バイオ医薬ベンチャーのモデルナが開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて「来年上半期から4千万回以上の供給を前提に交渉を進めている」と明らかにした。1人2回の接種が必要という。近く合意するとみられる。
ワクチンが承認された場合、武田薬品工業が販売や流通を担う。モデルナのワクチンは「メッセンジャーRNA」という遺伝子を使う。7月から臨床試験(治験)の最終段階に入っている。
米政府はモデルナと1億回分の供給を受けることで合意している。投じる費用は15億2500万ドル(約1600億円)。追加で4億回分の購入権も確保している。

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