福岡県の不動産 地価DI初のマイナス、鑑定士協会調べ
福岡県不動産鑑定士協会は2020年上半期(1~7月初旬)の県内の地価動向を示す景気動向指数(DI)がマイナス19.4だったと発表した。19年下半期に比べて約40ポイント悪化し、2015年の調査開始以来、初めてマイナスとなった。20年下半期についても、予測DIはマイナス49.4と大幅な悪化を見込んだ。
調査は半年に1回実施し、今回は4~5月末に県内の不動産事業者に聞き取り調査し、698社から回答を得た。地価について「上昇」「横ばい」「下落」の三択で回答してもらい、各回答率のうち「上昇」から「下落」をひいた値をDIとして算出した。
緊急事態宣言が発令した直後に調査を始めた影響で、福岡市や北九州市、久留米市など地域を問わずDIは悪化した。同協会は「今回が一番底と捉えるべきだが、今後市況がV字回復するかは不透明だ」としている。
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