中国動画大手ビリビリ、7割増収 利用者の課金が拡大

アジアBiz
2020/8/28 13:10
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【上海=松田直樹】中国の動画配信大手、Bilibili(ビリビリ)が発表した2020年4~6月期決算は売上高が26億1千万元(約400億円)と前年同期比で70%増となった。新型コロナウイルスによる巣ごもり需要が追い風となったほか、課金するユーザーが増えていることも業績拡大に寄与した。

ビリビリ動画では配信者を応援する「投げ銭」などをする課金ユーザーが増えている

営業損益は6億1千万元の赤字(前年同期は3億4千万元の赤字)となった。市場でのシェア拡大を優先しており、コンテンツの制作費や広告費などの先行投資がかさんでいることが重荷となった。最終損益は5億6千万元の赤字(同3億1千万元の赤字)となった。

月間のユーザー数は1億7160万人で前年同期と比べて55%増えた。課金した月間のユーザー数は1290万人で約2倍に伸びている。生中継動画上で配信者を応援するための「投げ銭」や、中継動画を見て商品を購入する「ライブコマース」の需要が増えていることが要因とみられる。

ビリビリは09年にサービスを開始。個人が投稿した動画に別の視聴者が字幕のコメントを書き込める点が人気を集め、「中国版ニコニコ動画」として知られる。近年は動画配信者による独自動画やアニメ、音楽の配信に力を入れている。今年4月にはソニーの出資を受けたほか、騰訊控股(テンセント)とアリババ集団も株主となっている。

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