TikTok買収に米ウォルマートが参戦 Microsoftと連携

2020/8/28 2:48 (2020/8/28 5:26更新)
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TikTokの買収交渉に、米小売り最大手ウォルマートも参戦する(新華社=共同)

TikTokの買収交渉に、米小売り最大手ウォルマートも参戦する(新華社=共同)

【ニューヨーク=野村優子】米小売り最大手ウォルマートは27日、米マイクロソフトと組み、中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業の買収を検討していると表明した。買収を巡ってはマイクロソフトがいち早く名乗りをあげ、米オラクルなども買い手として浮上。米国だけで1億人が使う人気アプリの争奪戦は激化している。

複数の米メディアが報じ、ウォルマートが事実関係を認めた。資金余力やインターネットを活用した大規模なサービスの運営といった観点から有利とみられてきたマイクロソフトと連携し、交渉を進める。

ウォルマートは声明で「ティックトックが進めた電子商取引(EC)や広告との統合は、動画のクリエーターやユーザーにとっても大きな利点となる」と指摘した。ティックトックの買収で、ウォルマートが強化しているEC事業とのシナジー効果を発揮する狙いとみられる。

既に買収交渉を進めるマイクロソフトとの関係については「(店舗とネットを融合した)オムニチャネルの顧客開拓、第三者の商品をネットで販売する『マーケットプレイス』や広告事業の成長につながるだろう」と述べた。マイクロソフトとティックトックは日本経済新聞の問い合わせに対して「コメントしない」としている。

ティックトックの米国事業を巡ってはトランプ米大統領が14日、親会社の中国北京字節跳動科技(バイトダンス)に対して90日以内に売却するよう命令。バイトダンスなどは24日、米国内での利用を禁じる大統領令の無効を求めてトランプ政権を提訴していた。一方、26日には米国法人のケビン・メイヤー最高経営責任者(CEO)の辞任が伝わるなど、先行きの不透明感が強まっている。

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