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カジノのゲンティン、赤字200億円 4~6月期

【シンガポール=谷繭子】マレーシアのカジノ大手、ゲンティンが27日発表した2020年4~6月期決算は、最終損益が7億8600万リンギ(約200億円)の赤字となった。前年同期は5億9900万リンギの黒字。新型コロナウイルス対策でカジノを休業したのが響いた。赤字額は四半期決算の発表を始めた2000年以来最大だった。

売上高は11億700万リンギと前年同期より80%減った。コロナ対策でマレーシアのクアラルンプール郊外とシンガポールで展開する大型カジノがそれぞれ約3カ月間、営業を停止したためだ。マレーシアは6月半ばに再開したものの、入場者数を大幅に絞ったままだ。

コストを削減するため人員を減らした。マレーシアで約3000人、シンガポールで約2000人とされる。全面的な減給もしたが、今後の見通しも厳しい。

特に外国人観光客の依存度が高いシンガポール事業について、決算発表資料に「世界的に(観光目的の)旅行が厳しく制限されており、業績見通しは悲観的だ」と記載した。国内客が多いマレーシアでも「感染懸念が回復を遅らせる」。市場では20年12月期決算も赤字になるとの見方が優勢だ。

同社系列のクルーズ会社、ゲンティン香港が19日、債権者への支払いを停止してデフォルト(債務不履行)に陥るなど、懸念要因は多い。

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