オガサワラシジミ絶滅か、日本固有のチョウ 環境省

2020/8/27 22:27
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飼育下での繁殖が途絶えたオガサワラシジミ(公益財団法人東京動物園協会提供)=時事

飼育下での繁殖が途絶えたオガサワラシジミ(公益財団法人東京動物園協会提供)=時事

環境省は27日、絶滅危惧種に指定しているチョウ「オガサワラシジミ」の繁殖が飼育下で途絶えたと発表した。最後の生息地である小笠原諸島の母島(東京都小笠原村)でも、野生下では2018年を最後に生息が確認されていない。今後の調査でも見つからなければ、日本固有のチョウの中で初の絶滅となる。

オガサワラシジミは、小笠原諸島に生息する日本の固有種。外来種トカゲ、グリーンアノールの影響などで1989年ごろから個体数が急減していた。絶滅を避けるため、環境省は2005年から個体を持ち帰り、多摩動物公園で飼育を開始。19年10月には新宿御苑に成虫19匹を引き渡した。

今年7月、引き渡し後3代目の成虫100匹から400個以上の卵が得られたが、全てふ化しなかった。多摩動物公園にいた幼虫も羽化せず、今月全て死亡。専門家によると、近親交配による遺伝的な問題が原因として考えられるという。同省は、繁殖できなかった原因をさらに究明するとともに、母島での探索を続ける。〔時事〕

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