嵐のチケット高額転売、被告に有罪判決 大阪地裁

社会・くらし
2020/8/27 14:43
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人気アイドルグループ「嵐」の公演の電子チケットを高額で転売したなどとして、チケット不正転売禁止法違反と有印私文書偽造・同行使罪に問われた札幌市白石区の保育士、浜根彩妃被告(24)の初公判が27日、大阪地裁で開かれた。即日結審し、栗原保裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年、罰金30万円、偽造身分証明書の没収を言い渡した。

求刑は懲役2年、罰金30万円、偽造身分証明書の没収だった。

チケット不正転売禁止法は2020年に開催予定だった東京五輪・パラリンピックを見据え、19年6月に施行された。大阪府警が19年10月に同被告を書類送検し、同法を全国で初めて適用した事件として注目されていた。大阪地検が20年2月に在宅起訴した。

浜根被告はこの日の初公判で「事実です」と起訴内容を認めた。

判決理由で栗原裁判官は、被告が転売で得た利益をさらなる購入代金に充てる犯行を繰り返していたと指摘。「適正な流通を阻害し、不正転売の防止に対する興行主の努力を無にするものだ」と述べた。

ただ被告人には前科がなく、反省の弁を述べていることなどを考慮し、刑の執行を猶予するのが相当だと判断。「犯行が経済的に見合わないことを示すために、罰金刑の併科が相当」と結論づけた。

判決によると、嵐のファンである被告は、良い席で公演を見たいなどと考え19年6~9月、転売されている嵐のコンサートなどの電子チケットを複数入手し、定価より高い値段で3人に計29万8千円で転売。自宅で公演の入場に必要な身分証を偽造し、会場でスタッフに提示して入場した。

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