サントリーのワイナリーで収穫式 山梨県甲斐市

サントリー登美の丘ワイナリー(山梨県甲斐市)で27日、高品質なブドウの収穫と作業の安全を祈願して収穫式が開かれた。例年は栽培や仕込みの担当者ら約50人が参列するが、新型コロナウイルス対策のため各担当の代表らに絞った18人が距離を保って参列。40人ほどの社員がオンラインで参加した。
サントリーワインインターナショナルの宮下敏社長は「日本ワインの市場は新型コロナの影響で厳しいが、例年以上にしっかり作ってしっかり売る。引き続き山梨の地から日本、世界に良いワインを提供していきたい」と述べた。
栽培担当者によると、今年は梅雨が長く生育が心配されたが、梅雨明け後に好天が続き期待できるという。今後は「人の判断が重要で、最高の状態で最高のブドウを収穫してワイン醸造につなげる」とした。

式の後、宮下社長らが白ワイン用の自社開発品種「リースリング・フォルテ」を収穫した。
同ワイナリーでは、25ヘクタールのブドウ畑で11種類のブドウを栽培。10月末~11月上旬ごろに収穫を終え、仕込んだワインは来年春に店頭に並ぶ。
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