ボルボ、日本国内販売全モデルを電動車に 2020年内
スウェーデンのボルボ・カーは2020年中に日本で販売する全ての車を電動車にする。25日から全車種でプラグインハイブリッド車(PHV)を導入。ガソリン車も年内に全てハイブリッド車(HV)に切り替え、内燃機関のみで走る新車の販売をやめる。ボルボは25年までに世界販売の5割を電気自動車(EV)に、残りの5割をHVとPHVにする計画だ。

ボルボの日本法人は25日、年内に全モデルを電動車にすると発表した。同日に多目的スポーツ車(SUV)「XC40」にPHVを設定。同社が国内で販売する全モデルでPHVを導入した。年内に内燃機関のみのモデルをラインアップからなくし、全モデルをPHVかHVのみにする。
SUVの3車種「XC90」「XC60」「XC40」では25日にモデルラインアップを刷新し、PHVかHVのみにした。HVでは48ボルトの電源システムを搭載する「マイルドハイブリッド」を採用した。
販売する全モデルを電動車にすることは「電動化への第1段階」と位置づける。ボルボは5年間で5車種のEVを導入する計画。25年までに世界販売の5割をEVに、残りの5割をPHVかHVにすることを目指す。今回発表した全車の電動化はその「第1段階」で、今後はEVの投入で攻勢をかける。