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メキシコ4~6月GDP、前期比17%減 鉱工業が落ち込む

【メキシコシティ=宮本英威】メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)が26日発表した2020年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は、前の四半期に比べ17.1%減(季節調整済み、確定値)となった。遡及可能な1994年以降で下落幅が最も大きかった。

鉱工業に加え、農業やサービス業も軒並み低調だった(メキシコシティ中心部)

新型コロナウイルスの感染拡大による内外の需要減で、鉱工業を中心に落ち込んだ。前年同期比では18.7%減だった。

前の四半期に比べたマイナス成長は、5四半期連続となった。今回の落ち込みはリーマン・ショック後の2009年1~3月期(5.1%減)の3倍を上回った。7月30日発表の速報値では前の四半期比で17.3%減、前年同期比で18.9%減だった。

供給側の分野別では、鉱業や製造業などの第2次産業が前の四半期比で23.4%減と、落ち込み幅が最も大きかった。農業の第1次産業は2%減、金融・サービス業などの第3次産業は15.1%減だった。

7~9月期について、カナダのスコシアバンクは、前年同期比で10.6%減を見込む。メキシコの製造業の主力である自動車の生産台数は7月に29万4946台と、前年同月(29万3035台)の水準を上回った。新型コロナの新規感染は引き続き深刻だが、飲食業も含め経済の再開は進んでいる。

メキシコ銀行(中央銀行)が民間銀行などの予測を3日に集計したところ、20年通年の実質経済成長率見通しは10.02%減となった。マイナス成長は2年連続となる。この水準に落ち込めば、世界大恐慌時の1932年以来の悪い水準となる。

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