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ホンダ、初の量産EV10月末発売 小型で都市需要開拓

ホンダは27日、同社として初の量産型の電気自動車(EV)である「ホンダe」を国内で10月30日に発売すると発表した。希望小売価格は約450万円から。小回りの利く性能やドアミラーをなくした小型のデザインをアピールし、都市部を中心に需要を開拓する。今夏から顧客への引き渡しを始めた欧州市場を含め、環境対応車として売り込んでいく。

1回のフル充電での航続距離は約300キロメートルと他社のEVに比べて短めだが、電池の容量を抑えて全長4メートル未満のコンパクトな車体にした。人や車が混み合う市街地を中心とした利用を見込む。

約450万円という国内価格は、日産自動車が7月に発表した新型EV「アリア」や米テスラの「モデル3」の500万円前後(補助金などで変動)よりも低めの設定となる。国内では初年度で1000台の販売を計画し、欧州と合計で同1万台強の販売をめざす。

両側のドアミラーを無くし、カメラを通じて後方を車内のスクリーンで確認できるようにした。雨天時でも鮮明な映像での確認が可能という。車内は5つのスクリーンを水平に並べ、運転ナビゲーションや好みの画像などを広めに表示できるようにした。

最小の回転半径は4.3メートルで、約6メートルの片側1車線の道路でもUターンが可能だ。狭いスペースでの利用を想定した新たな駐車支援システムも備えた。ホンダの開発担当の一瀬智史シニアチーフエンジニアは「小ささも磨けば大きな魅力になる」と語り、都市部でも使いやすい特徴をアピールした。

英LMCオートモーティブによると、2019年のEVの世界販売台数は167万台。欧州を中心とする環境規制の強化が追い風となり、30年には19年比9倍の1533万台まで拡大する見通しだ。

ホンダはハイブリッド車などを含め、30年までに世界で販売する車の3分の2を電動化する目標を掲げる。すでに中国で独自仕様のEVを販売してきたが、ホンダeは初の世界展開用のEVとして位置づける。今後はEV市場で先行するテスラなどにどう対抗していくかが課題となる。

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