大王製紙、車外装全体に植物性素材

2020/8/26 20:22
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大王製紙は26日、植物由来の新素材、セルロースナノファイバー(CNF)の利用範囲を、自動車の外装全体に拡大したと発表した。従来素材に比べ軽量化や燃費改善にもつながる試みで、「将来、自動車用素材として普及する上で大きな一歩」(同社)としている。

セルロースナノファイバーを配合しシート状に加工した素材

モータースポーツチームの「SAMURAI SPEED」が開発を進めてきたレース用電気自動車向けに、CNF素材を提供した。2018年以降、利用範囲を順次拡大してきたが、サイドやリアを含む車体全体に利用を広げ、内装のインストルメントパネルにも応用。ドアミラーにはCNF複合樹脂を使った。

CNFは、紙の原料であるパルプをナノ(ナノは10億分の1)メートル単位に細かく解きほぐしてつくる。強度は鋼鉄の約5倍で、重さは5分の1。大王はシート状素材に加工した形で提供。自動車部材やスポーツ用品などへ用途開発を進めてきた。スチールや樹脂などの素材に比べ、製品の軽量化などにつながる。

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