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東急ハンズ、神戸・三宮店を12月に閉店 立地で苦戦

東急ハンズは26日、神戸市中心部の三宮地区にある大型雑貨店「東急ハンズ三宮店」を12月下旬に閉店すると発表した。同店は1988年の開業で、関西では3番目の規模の大型店だが、立地に恵まれず集客力の向上が長年課題となっていた。近年はネット通販や他業態の小売店との競争も重なり、継続は難しいと判断した。

三宮店は地上6階・地下2階で、売り場面積が約5800平方メートルあり、日用雑貨や家具、キッチン用品などを幅広く取り扱っている。関西では大阪市の心斎橋店と梅田店に次ぐ規模という。

三宮のJRや阪急の駅から徒歩数分という利便性の高い場所にあるが、立地する駅北側は飲食店が多く、百貨店や商店街が集積する駅南側の商業エリアからは孤立していた。思うように集客が伸びず、他の小売業との競争が一段と激化する中で閉店を含めた対応策を検討していた。

兵庫県内の東急ハンズは三宮店のほか、尼崎市と姫路市に計3店舗がある。三宮店の閉店後に神戸市内の別の場所に再出店する計画は現時点でないという。梅田と心斎橋の基幹2店が大阪市にあることから、店舗戦略を考える上で阪神間に大型店を維持する必要性も薄れていたとみられる。

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