太陽光パネル国内出荷量、4~6月は8%減

2020/8/26 17:22
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太陽光発電協会(東京・港)は26日、2020年4~6月の太陽光パネル国内出荷量が前年同期比約8%減の約138万キロワットだと発表した。大規模太陽光発電設備(メガソーラー)など売電目的の大型設備向けは増加したものの、住宅向けなどが減少した。新型コロナウイルスによる経済停滞で新規建設が鈍ったとみられる。

2020年4~6月の太陽光パネル国内出荷量は前年同期比で約8%減少した

住宅向けは約19万キロワットで約32%の大幅減となった。非住宅向けは約2%減の約119万キロワットだった。非住宅向けのうち、オフィスや工場など一般事業向けの出荷量は、約29%減の約40万キロワットだった。太陽光パネルで発電した電気を家庭や企業で自家消費するニーズは根強いものの、足元の新型コロナによる経済停滞で鈍化したとみられる。

一方、非住宅向けのうち、メガソーラーなど500キロワット以上の大型施設向けは約21%増の約79万キロワットだった。経済産業省は、固定価格買い取り制度(FIT)の認定を取得しながら建設が進んでいない案件に対し、FITの権利を失効させる方針を示している。権利を失う前に発電所を建設すべく、太陽光パネルの調達を急ぐ企業が増えたことが出荷増につながったようだ。

国内で太陽光パネルを販売する34社に対して調査し、29社から回答を得た。海外企業の出荷量は前年同期比で29%増加したものの、国内企業は32%減少した。

新型コロナ感染拡大を受け、企業は住宅向け太陽光発電設備の新規顧客獲得が難しくなっている。今後、住宅向け太陽光パネル出荷量のさらなる減少が懸念される。

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