AI融雪や防災など7分野で協力、北ガスが函館市と協定

2020/8/26 17:30
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北海道ガスが函館市に設置したAIカメラ搭載の融雪装置

北海道ガスが函館市に設置したAIカメラ搭載の融雪装置

北海道ガスは26日、北海道函館市と包括連携協定を結んだ。函館市内で実験した人工知能(AI)を活用する路面融雪をはじめ、災害対応、調理を通じた食品ロス削減や健康増進、観光・文化振興など7分野18項目で協力する。北ガスがこうした幅広い分野で自治体と協定を結ぶのは初めて。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外食店や宿泊施設でガス需要は低迷している。北ガスの大槻博社長は「地域が元気であってこその事業であり、協定締結で函館市との連携がスムーズに進む」と函館での事業拡大に期待していた。

連携協定に署名した北海道ガスの大槻博社長(右)と工藤寿樹函館市長

連携協定に署名した北海道ガスの大槻博社長(右)と工藤寿樹函館市長

ロードヒーティングにAIを応用する技術は北ガスと北海道大学が開発した。AI付きカメラで撮影した路面の画像を読み取り、積雪の有無に合わせてボイラーを稼働させる。無駄な加熱を避けてエネルギーを節約し、溶かし残しも防げる。

北ガスは2018年に北大キャンパス内のセイコーマートに設置。19年と20年の2~3月に函館市の協力を得て実証実験した。病院やマンション、企業の駐車場にもモニターを設置し、商品化をめざしている。

災害時に函館市が設営する福祉避難所には、北ガスが停電対応型コージェネレーション(熱電併給)システムや移動式発電機などで電気や冷暖房を提供する。25年度にかけ、震度6級地震でも都市ガス・インフラを維持できる耐震化を進める。

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