ポンペオ氏、外遊先から異例の演説 共和党大会

米大統領選
2020/8/26 7:12 (2020/8/26 12:03更新)
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現職の米国務長官が党大会で演説するのは異例だ=AP

現職の米国務長官が党大会で演説するのは異例だ=AP

【ワシントン=永沢毅】ポンペオ米国務長官は25日、2日目を迎えた共和党の全国大会で演説した。「トランプ大統領は中国共産党の略奪的な攻撃性を明らかにした」と述べ、トランプ政権の対中政策やイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化の仲介などを成果として訴えた。

ポンペオ氏は中東・アフリカを歴訪中で、イスラエルのエルサレムで収録した演説を放映した。現職の国務長官が党大会で演説するのは異例で、民主党などから批判が噴出している。

対中政策では、トランプ氏が「新型コロナウイルスの隠蔽と拡散」の責任を中国に問うていると強調。「外交官を装った中国共産党のスパイを摘発し、中国に送還した」と称賛した。北朝鮮による核実験や長距離ミサイル発射の凍結も誇った。

エルサレムをイスラエルの首都と認定し、米国大使館を移したと力説した。共和党の支持基盤である保守的なキリスト教福音派にアピールする狙いがある。過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者殺害など対テロ戦の成果も紹介した。

ポンペオ氏の演説は、上院で承認を受けた高官は政党の会議には出席しないとの国務省の内規に反しているとの指摘もある。同省によると、ポンペオ氏は個人の資格で出演しており、国務省の費用負担はなく、職員も関与していないという。

ポンペオ氏は次の2024年大統領選に出馬するとの観測がある。党大会への出演はその意欲の表れとみる向きもある。

民主党のバイデン前副大統領の陣営は現職の国務長官であるポンペオ氏の演説について「税金の乱用で、国務省の重要な職務をないがしろにしている」と批判した。ヒラリー・クリントン元国務長官は在職中の2012年9月の民主党大会での演説を見送った。

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