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IAEA事務局長、イランに査察協力を要請

【ドバイ=岐部秀光】イランを訪問中の国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は25日、イランのサレヒ原子力庁長官と会談した。グロッシ氏はイランが拒否している2カ所の核関連の施設への査察を受け入れるよう求めた。

25日、テヘランでザリフ・イラン外相(右)と会談するグロッシIAEA事務局長=ロイター

国営イラン通信によると、サレヒ氏は会談が「建設的だった」と述べる一方、「義務を超えるものを受け入れるわけにはいかない」とも指摘した。グロッシ氏は「イランとのあいだには、いくつもの大きな問題があり、(解決のための)協力を続けていく」と述べた。

グロッシ氏は同日、ザリフ外相とも会談した。26日にはロウハニ大統領とも会う見通しで、改めて査察への協力を要請するとみられる。イランが拒否している2カ所の施設では、2003年ごろ秘密裏に核関連の活動をしていた疑いが向けられている。

グロッシ氏がイランを訪れるのは19年12月に事務局長に就任後初めて。イランは低濃縮ウランの貯蔵量の超過など核合意からの逸脱を進める一方、完全な離脱には踏み切らず、合意にとどまっている。

一方、ロウハニ大統領は25日、テヘランで記者会見し、トランプ米政権が離脱したイラン核合意にもどるならば、米国との対話は可能であるとの立場を示した。11月に迫った米大統領選で、合意復帰の可能性を示唆している米野党・民主党候補のバイデン前副大統領の勝利に期待をにじませた。

ロウハニ師は、トランプ政権のイラン敵視政策は「100%失敗した」と指摘。「米国は(合意からの離脱を)イランに謝り、戻るべきだ」と主張した。

米政府は、イランが核合意に違反しているとして、合意にもとづく国連制裁の復活(スナップバック)の手続きを開始した。しかし、英独仏をふくむ他の核合意当事国は、「合意から離脱した米国に制裁復活の手続きをする権利はない」と反発した。

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