チェコ上院議長、蔡総統と会談へ 台湾公式訪問

中国・台湾
2020/8/25 19:35
保存
共有
印刷
その他

【台北=中村裕】台湾の総統府は25日、チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長が台湾を公式訪問し、9月3日に蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と会談予定であることを明らかにした。米国からは厚生長官が閣僚として6年ぶりに訪台したばかり。中国の激しい反発が予想される。

台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は、訪台するチェコの上院議長と会談する予定だ=ロイター

台湾の外交部(外務省)は同日、「心から歓迎する」とのコメントを発表した。9月1日には、同議長が台湾の立法院(国会)で演説する予定。台湾とチェコの間に国交はないが、双方は民主主義と自由を守る決意を確認し、経済貿易面でも関係強化を狙うという。

台湾メディアによると、滞在最終日の9月4日には、米国の対台湾窓口機関である米国在台湾協会(AIT)が参加し、フォーラムを開くとも報じている。上院議長のほかプラハのズデニェク・フジブ市長、経済人など総勢約90人の代表団を構成し、訪台する予定。

台湾を巡っては、米国からアザー厚生長官が断交後としては最高位となる高官として、12日まで訪れていた。これに対し、中国外務省の趙立堅副報道局長は記者会見で「どんな口実でも、米国と台湾で政府高官が往来することに断固反対する」と述べていた。中国は中国大陸と台湾が1つの国に属するという「一つの中国」の原則に反する行為だとして、台湾への訪問に反発している。

今回のチェコの公式訪問に対しても、中国政府の反発は必至だ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]