コロワイド、大戸屋HDへのTOB延長
成立へ下限引き下げ

2020/8/25 19:31
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外食大手のコロワイドは25日、定食店を運営する大戸屋ホールディングスに対して実施しているTOB(株式公開買い付け)の条件を変更すると発表した。25日が最終日だった期限を9月8日まで延長する。成立に必要な応募数も引き下げることで、成立を目指す。

1株あたり3081円のTOB価格は変えない。25日の終値は2700円だった。

コロワイドは7月10日から大戸屋HDへのTOBを開始。7月8日の株価を約5割上回るTOB価格で、もともと持っている19%と合わせ45%の応募を成立の条件としていた。当初の終了予定だった25日の段階で応募は45%に届かなかったもよう。成立の条件を40%に引き下げ、期間を延長することで、確実な成立につなげる。

大戸屋HDは既存店売上高が5期連続で前年を下回るなど業績が悪化している。今期は新型コロナウイルスの感染拡大影響もあり、7月の既存店売上高も前年同月比29%減と厳しい状況が続いている。コロワイドは大戸屋HDを連結子会社にした上で、食材調達などの共通化で、業績を改善できるとしている。

コロワイドは大戸屋HDの自己資本が6月末で15億円と3月末比で半減していることに加え、既存店売上高の低迷が続いており、追加減損の可能性があるとしている。下限を引き下げても子会社化や取締役選任は可能とみており、まずはTOB成立を優先させる。

コロワイドは2019年10月、大戸屋HDの創業家より株式を取得した。20年6月の大戸屋HDの定時株主総会では、経営陣の刷新を求める株主提案を行ったが、否決されていた。大戸屋HDの経営陣はTOBに反発しており、14日にはオイシックス・ラ・大地との業務提携を発表している。

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